アンチエイジングと聞くと、一番にお肌のお手入れを考える方も多いと思いますが、体の中からキレイになるのもアンチエイジングの一つです。
お肌と違って、体の中は目には見えない分、普段から心がけたいものです。
私たちの体を支えている「骨」も年を取るにつれて老化が進んでいきます。
骨はカルシウムから作られるのはご存じでしょうが、コラーゲンなども骨の生成に関わっています。

骨の健康を知る目安として「骨密度」があります。
加齢と共に骨密度が低下し、骨が脆くなると簡単に骨折をしてしまいます。
骨粗鬆症は知っている方も多いと思いますが、骨を作る成分であるカルシウムが、外に流れ出てしまい骨折をしやすくなる病気です。
これを防ぐためにもアンチエイジング対策は必要になってきます。

骨の老化には女性ホルモンも関係してきますが、一番の原因はカルシウムの低下です。
カルシウムは歯や骨・筋肉に蓄積されています。
また、歯や骨を生成するだけでなく心臓の働きを助けてくれます。
そのため、不足すると骨からカルシウムが吸収されてしまいます。
さらに、年を取るにつれて腎臓や腸の機能も低下し、カルシウムの吸収が悪くなることで代謝が低下し、新しい骨が作られにくくなってしまうのです。

これらを防ぐには、カルシウム・マグネシウムの摂取は必須です。
尿や汗に含まれているカルシウムは、毎日排泄されます。
そのため食事やサプリメントで補う必要があります。
最近ではファーストフードやインスタント食品を食べる人も多く、慢性的なカルシウム不足になっているため、小魚や大豆製品を摂るように気を付けましょう。

食事も大事ですが、肥満の方は運動も大事です。
骨や関節に負担がかかるためです。
運動をすることで骨に刺激が入り、骨密度が増加することで骨も丈夫になります。
運動が苦手な人はウォーキングだけでも効果があるので、少しずつ始めてみると良いかもしれません。
食事と運動で、骨も若々しく保てるように心がけましょう。